歴史・地理・文化・人類学
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バリ島

「神々の島」「芸術の島」は、いかにして生まれたのか。バリ、バリ、ニューヨークを結んで織りなされた植民地時代の物語をたどり、その魅力の深層に迫る。
バリ島
バリ島の小さな村で

バリに通い続けること20余年。水道、電気、車もない悠然としたときが流れる村の暮らしから見えてくるものは…。バリの人々の暮らしぶりや生きるうえでの考え方を村での体験からつづる。
バリ島〈小さな村物語〉

筆者長尾 弥生は、1992年上智大学外国語学部卒業。化粧品会社での営業、広報を経て、1998年〜2004年バリ在住。赤いポンコツジープでバリ中を駆け巡りながら出会ったステキや人たちやオモシロ&感動ネタを日本の各誌に執筆。
   
日本占領下 バリ島からの報告

太平洋戦争下、日本は南方の占領地に民政部を置いて統治を行った。これは、海軍の司政官としてアンボンとバリ島で教育改革を行った教育者が内地の知人に送った(送ろうとした)現地からの報告書である。筆者はオランダがインドネシア人に行った愚民政策と、日本が朝鮮と台湾で行った教育の振興政策を比較しているのだが、今日の状況を合わせて考えると興味がつきない。
   
火の島 ジャワ・バリ島の記

昭和17年、著者は陸軍報道班員として徴用され、ジャワ島へ―。アニミズム・インド教・イスラムの融合によって形成され、守られ続けた土着の民俗芸術、西洋物質文明の論理とは全く異質の精神風土、そして豊かな自然の恵み―。彼地で出会ったそれらを文学者の深い理解と共感で考察した見聞記。
   
私のバリ 神々の宿る島の記憶

…熱帯の夜気でしっとり濡れた、水田の闇に光る蛍火であったり、椰子の葉の小皿に花びらや米をのせた、供え物から立ちのぼる線香の細い煙。またある時は、肩を抱いた時に鼻腔をくすぐるココナツミルクのように甘いバリ人の匂いや、ココア色の口元に広がった笑い皺の波…

演出された「楽園」 バリ島の光と影

バリと言えば、青く透明な海、紺碧の空、エキゾチックな舞踊と儀礼といったイメージですが、一昔前には、蛮行や狂気がこの島の象徴とされていました。オランダ支配のもと、かたやヨーロッパの冒険家、商人、植民地官僚、学者、宣教師、かたやバリの諸王家、芸術家、カーストの底辺に位置する人々。彼らの衝突と交流を単なる歴史物語としてではなく、互いの文化イメージの拮抗として取り上げながら、今日の「楽園」としてのバリが演出されてゆく過程を活き活きと描き出しています。

   
ヌガラ 19世紀バリの劇場国家

かつてバリ島には数百もの小王国〈ヌガラ〉があった。そこに見られる親族・社会関係、農業・通商組織、政治関係、そして国家儀礼・宗教観念・神聖王制。非常に刺激的な国家論―劇場国家論―を構築する。バリは多くの華麗な祭りがあることで知られるが、実はこの演劇的儀礼を催すことこそ、ヌガラにおける政治そのものであった。劇場のように組織され、機能する国家―支配を目的とするヒエラルヒーがない「劇場国家」という全く新しい概念を、封建制国家、官僚制国家、家産制国家といった伝統的国家類型につけ加える、画期的な試みである。
 
神々の島バリ バリヒンドゥーの儀礼と芸能

ガムランの響き、祭りにも似た火葬の行列…アジアの代表的な観光地という仮面の下に力強く息づく信仰・儀礼・芸能のありようを、多彩な視覚から解剖する、バリ面白百科!
神々の島バリ バリ=ヒンドゥーの儀礼と芸能

ヒンドゥー教を維持し、固有の社会生活、宗教生活を営んできたバリ島。音楽の専門家によるバリ音楽の考察や、インド学の研究者の視点からバリ文化をとらえ、類似点、差異点を探る。
バリ文化の深層へ/バリ島の概観/バリの儀礼と共同体/ヒンドゥー文化としてのバリ/ランダとバロンの来た道/儀礼としてのサンギャン/ ケチャ/芸能の心身論/ガムランの体系/バリの口琴/呼吸する音の波/死の儀礼/バリのカレンダー
バリ・宗教・国家 ヒンドゥーの制度化をたどる

イスラム教国インドネシアでなぜバリだけがヒンドゥー教の島なのか?植民地国家から国民国家への連続性のなかで実体化される制度。あまりに自然化された「伝統」への疑問を基底に、少数派宗教への統治政策から近代・宗教・国家をとらえなおす。
バリ宗教と人類学 解釈学的認識の冒険
政策文化の人類学 せめぎあうインドネシア国家とバリ地域住民

バリ島社会の創造力。人びとは、近代国家に参入する過程でどう中央に向き合い、いかに自らの地位を確保しようとしたか―バリ島の「慣習村コンテスト」に、その創造的対応を探る。
Tourism, Development and Terrorism in Bali  ちょいよみ可ちょいよみ

世界的各国で「パラダイス」と紹介されはじめたバリの観光地。この15〜20年で急速に観光開発がすすめられ、新しいバリに乗り遅れまいとするバリ島民。その波に乗り遅れてしまった人々と危機管理…。そして、起こってしまったバリ島爆弾テロ…。 →続きは☆ばびフォトblog☆
   
魔女ランダ考 演劇的知とはなにか

バリ島の文化に深く根をおろし、演劇の主人公として人々と共に生きている魔女ランダと、近代社会の根源的な問い直しを企てる哲学者との豊饒な出会い。死や痛みを含む「パトスの知」から、二分法的な思考を越え我々の世界観を根底から揺さぶる「臨床の知」、「演劇的知」へ。既成の知のあり方を問い、そのダイナミックな組換えを追求する。
   
この画像は英語原版の表紙です!
バリの親族体系

バリ島に特有の社会制度〈ダディア〉に関する考察をバリ社会全体の解明のいとぐちにしようとする。本書では、〈ダディア〉が、バリの文化―宗教・政治・経済・芸術について論じ、分析する上で避けて通ることのできない、社会生活における重要な制度の一つであることを明らかにしている。*原版
   
  恋愛難民 ジャパガール バリ島の甘い罠・ビーチボーイの警告

セックス・マリファナ・事故死・失踪・賭博・偽装結婚etc.これらはすべてジャパンマネが狙い目のビジネスだった。全力投球、体当り潜入ルポ。バル島に巣食うビーチボーイの闇事情を暴く。
   
バリ島民 祭りと花のコスモロジー

生態・地理, 歴史, バリ観の変遷, 生業・経済, バリの社会, 儀礼とコスモロジー, 芸能, 現代のなかのバリ文化…パフォーマンス豊かな文化をつくりあげた小さな島の住人の頻繁で入念な儀礼の日々。
水木しげると行く 妖怪極楽探検隊

水木しげるとその一番弟子・荒俣宏が世界を駆けめぐった妖怪探訪録。イタリアの摩訶不思議庭園、カナダのトーテムポール、バリの神々、ニューギニアの精霊、ジャマイカでの静かな旅、そして日本のピラミッド―。イマジネーションと博物学・民俗学が交錯、エキサイティングな妖怪論と幸福哲学。
Hinduism & Hierarchy in Bali

「本物の」ヒンズー教の形式。現代社会の中で生きるこの複雑な宗教の景観とそれを保持する階層の社会関係。
   
バリ島人の性格

バリ島人の性格、対人関係を照らし出す特異な光を強烈に放ち続ける古典的名著の翻訳。1930年代の終わりに行われた現地調査に基づき、方法論的な意図をもって選ばれた759枚の写真が渾然一体となったモノグラフ。
   
バリ島カルチャー情報事典 情報事典シリーズ (7)

バリ島の魅力の一つ一つをキーワードとして掲げ、それらをバリ島カルチャーと位置づける。そのほか、地域事情、バリ島関係の人物なども網羅。バリ島のイメージが描ける一冊。
   

プトゥ・スティアのバリ案内

バリは魂を売ってしまったのか。プトゥ・スティアは故郷バリを巡る。目にし、耳にする新たな現実を前にして、子どものころからの記憶が鮮やかによみがえる。現在に過去を重ねて、そのずれにバリの変化の有り様を見る。バリは何を失い、何を得たのか。綿密な検証を通して、開発と観光化の渦中にあって、なお活力を持つバリの姿が浮かび上がる。
増補新版!
プトゥ・スティアのバリ案内 増補新版

上記「プトゥ・スティアの〜」の増補新版!
   
バリ観光人類学のレッスン

グローバル化とボーダーレス化が進行する今日の社会において、観光という切り口から見えてくる文化のダイナミズムを巡って、バリ島を中心舞台にさまざまな角度から考察する。
   

女の仕事のエスノグラフィ バリ島の布・儀礼・ジェンダー

バリの農村社会における、主として1960年代以降の急速な経済的・社会的変容を背景に、世代や階層の異なるさまざまな女性たちが「日々していること」の記述を通じて、「仕事」の意味とそこに生じつつある変化を考える。

   
オランダ東インド会社

17世紀前半、オランダは葡・西・英と東インド香料貿易の覇を競い、これを制した。その核となったのがオランダ東インド会社である。同社はジャワ土着君主の王位継承戦争に暗躍して図版を広げ、コーヒー等の栽培により栄華の時代を築き上げた。しかしそれも束の間、やがて衰退へと向かい18世紀末には消滅する。インドネシア史を背景に描くオランダ東インド会社200年の興亡。
インドネシアを齧る 知識の幅をひろげる試み  ちょいよみ可ちょいよみ

…まず「インドネシア」の語源は、「インド」とギリシャ語の「ネソス」(島の意)に由来する「ネシア」の結合で、語義は「インド諸島」に等しい。十七世紀はじめからジャワのバタビアつまり今のジャカルタを根拠地にこの地域で商業活動を展開したオランダ人たちは…
   

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******** 以下は、インドネシアの歴史(主に大東亜/太平洋戦争・独立に関する)書籍です ********
※これらの本にはバリ島に関する記述は殆どありません。

   
大東亜戦争とインドネシア 日本の軍政

日本軍によって数々の虐殺事件があったといわれる、戦時下のインドネシア。「スマトラの防空壕での労務者虐殺」「東ティモールでの住民虐殺」…。長年の取材を通じて、虚妄に満ちたこれらの言い伝えの真実を明らかにする。
軍医のみた大東亜戦争 インドネシアとの邂逅

召集により、軍医として著者が体験した第二次世界大戦の実態。戦地での邂逅。戦後の再会。戦後の平和な日本社会で、今こそ書き残さねばならぬという思いを現代の人たちへ投げかける感動、共鳴、そして教訓の書。
インドネシア侵略と独立 アジアの声

敗戦までの3年5ヵ月にわたる収奪と徴用。インドネシアの独立への闘いと、戦後補償等をめぐる日本との歪んだ関係を明らかにする。日本軍政支配の実態。
インドネシア従軍慰安婦の記録 現地からのメッセージ

「日本人の性欲の奴隷-1942年〜1945年日本占領期の従軍慰安婦モモエの物語」の全訳。インドネシアでの「従軍慰安婦」の詳細が初めて証かされる。

インドネシアの「慰安婦」

15年戦争下、日本軍は侵略していった先々で現地女性を慰安婦にしたといっても過言ではない。1942年3月に日本の軍政が敷かれたインドネシアでの実態を、インドネシア人女性の証言を中心に明らかにする。

日本軍に棄てられた少女たち インドネシアの慰安婦悲話

インドネシア占領中の日本軍にだまされて「性の奴隷」にされ、失意のもとに暮らしたジャワ島出身の女性たちの生涯を描いた作品。
戦争とインドネシア残留日本兵 母と子でみる (38)

第二次世界大戦終結後も、少なからぬ日本人兵士がインドネシアに残り、独立戦争をともに戦った。インドネシア残留日本兵として数奇な運命をたどった人々に取材し、戦争の悲惨さについて考える。
そして戦争は終わった 東南アジアブックス インドネシアの文学

終戦前夜、スマトラに展開する緊迫のドラマ。それぞれの過去を背負った日本軍将兵、オランダ人捕虜、インドネシア住民のあいだに生じる対立、葛藤、そして愛…。
さくら、ムラティの花咲く陰に インドネシア独立戦争に協力した日本兵

「大東亜共栄圏」を信じ、祖国を捨てインドネシア民族解放の闘いに参加した元日本兵が、日本とアジア諸国人民との交流連帯のあり方を、どろどろした過去の事実をふまえた中から問いかける。
知っておきたい戦争の歴史 日本占領下インドネシアの教育

インドネシアにおける日本占領時代の教育、特に日本語教育についての論考。歴史的事実をまとめるとともに、聞き取り調査をもとにした当時の様子のほか日本に対する歴史認識も明らかにする。
  インドネシアの記憶 オランダ人強制収容所

武器で戦うだけが戦争ではない。抑留体験者は重い心の傷を受け、戦争の記憶から解放されずに人間不信に陥り、今なおカウンセリングを必要としている。オランダ取材を含めた、インドネシアでの抑留者の記録。
西欧の植民地喪失と日本 オランダ領東インドの消滅と日本軍抑留所

戦後、戦勝国として一方的に日本を断罪しつづけてきたオランダ人のいわば自省の書である。著者は省みなければならないのは、インドネシア人を過酷に支配してきたオランダ人ではないかと、問いかけているのである。少年時代に日本軍の厳しい抑留所生活を送った人物によるものだけに大きな意味がある。
  インドネシア・兵補の訴え シリーズ・問われる戦後補償 (5)

日本兵と一緒になって、あるときは日本兵以上に厳しい前線で戦ったのに、戦後、何の補償も受けていないインドネシアの元兵補たち。本書ではその実態を明らかにし、戦後補償のあり方を考える。
インドネシアの独立と日本人の心
 独立戦争に参画した人々が語るアジア解放への熱望と歴史の真実


第二次大戦の戦中戦後をインドネシアで過ごした日本人のほとんどがその国を愛し、独立を願ったのは事実である。本書は、インドネシア独立と日本人の関係について、歴史を再調査したいという要望をうけて書かれたものである。
在ジャワ日本軍の兵器の行方 第十六軍とインドネシアの独立

日本がポツダム宣言を受諾したことにより、本来、連合軍から武装解除を受け、処理される運命にあったジャワ派遣第十六軍および在ジャワ日本軍の大量の兵器が、どのような様態でインドネシア民族の手に渡ったかを明らかにする。
   
   
   


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