ンドネシア・バリ島での摩訶不思議体験談&失敗談&バカ話
バリの何それ?!   第77話   2006.12.03発行
Bali2.0時代 〜突然やってきたデジタルの波〜
 

先週末、バリ島はガルンガン(日本でいう迎え盆)のお祭りだった。

大きなお祭りなので、当然、あっちの家でもこっちの家でも、
happyの大好物 “バビグリン”を作る。
しかし、残念なことに、そのとき私は日本にいたので、せっかくお祭りに
招待していただいても、バビグリンのお相伴にあずかることができなかった。

また「空輸便で送る!」なんて言われたらどーしよー…とドキドキしていた
のだが、今回、そのギャグはなかった。その代わりに送られてきたものは、
なんとデジカメ写真ムービー『バビグリンができるまで』と題名をつけたく
なるくらいの詳細データだ。バビ
(豚)がこんがり焼けている様子から、バビを
潰して内臓や血を取り出しているグロな画像まで…。そして、私への当て付け
のよう
に、村人の皆さんでバビ肉にかぶりついている美味しそう画像…。

いいなぁバビグリン…と思うと同時に、Web2.0ならぬBali2.0 時代の到来
を感じた。ここ2〜3年でバリ島には、確実に早いペースでデジタル文化の波
押し寄せてきた。それを一番感じたのは今年のオゴオゴ
(バリの大晦日)だった。

昨年のオゴオゴ祭りデジカメデジタルビデオを構えていたのは、私を含め、
地元の新聞記者や、外国人観光客数人だった。ところが、今年はオゴオゴ
行列が通るたびに、デジカメやカメラ付きケータイのフラッシュが…。

何が凄いって、カメラ付きケータイを持っているバリ人の数の多さだ。
ネコも杓子も右腕を高くあげてパシャパシャ。「仕事がない」と愚痴って
いるのにムービーケータイ!「ローンが返せない」と言いつつ最新機種
(バリ島の携帯電話はとても高額。カメラ付きでなくても日本のように0円機種なんてあり得ない。)

この人たちは、あの固定電話の子機ほどもある大きくて重い携帯電話の時代を
飛び越えて、突然やってきたデジタルの波をすんなり受け入れているのだなぁ。

しかし、送信されてきたバビグリン画像には、トタン板の切れ端でバビの毛を
ジョリジョリ剃る様子が…。火をつけた椰子殻の上で、手動でバビをぐりんぐりん
回す様子が…。デジタルとは程遠い世界が、そこに写っていたのである。


  

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