ンドネシア・バリ島での摩訶不思議体験談&失敗談&バカ話
バリの何それ?!   第60話   2004.10.08発行
洗濯屋の怪 〜い、一枚たりなぁあい〜
 

happyは洗濯機を持っていない。バリ人のように河川で洗濯するわけでもない。

家事一般が苦手な(というよりおよそ出来ない)私は、料理洗濯ももっぱら
人任せである。ジンバランの家を売り払い、ロスメン
(安宿)住まいになってか
らはチュチ
(お手伝いさん)もいないので、洗濯屋を利用することが多くなった。

バリの洗濯屋―。日本のコインランドリーとは違って、洗濯物を預けたら
預証をもらって、その日の夕方か翌日に受け取りに行くシステムである。
日本のクリーニング屋のようにピシッとまではいかないものの、一応アイロンがけ
がされており、柔軟剤の香りビニルパックに包まれて仕上げられている。

とても便利なシステムなのだが、そこはバリ島。
勘弁してよぉ〜!」と言いたくなることも当然起こる。

お祭り最優先のバリ島なので、ウパチャラという家庭の事情で、閉店時刻が
繰上げされたり、運が悪いと仕上がりに1週間かかってしまったりすることもある。

洗濯物に黒のマジックペンイニシャルを書くのも勘弁してほしい。
他の洗濯物との見分けのらしいが、白いバスタオルの端に
』(おそらくWayanのW)と書かれて戻ってきたのを見ると、「自分の
持ち物には下着にも名前を書きなさい!」と言われた学生時代を思いだす。

丁寧な店員さんに当たると、黒マジックではなく、色糸を縫いつけてくれ
るので助かるのだが、お気に入りの白Tシャツに限ってマジックだっ!!

そこまで気を使うのならミスはないはずなのに、たまにTシャツ類は紛失する。
明かに自分のシュミではないブツがビニルパックに入っていたりもする。これを
洗濯屋の怪という。店員が他の客の洗濯物と間違えたのだろう。

少しでも時間をおくと、大切なTシャツ二度と帰ってこない運命となるので、
速攻、返品交換文句を言いに行く。店員が慌ててあちこちを探すが、小一時間
探してもないときは諦めるしかない。既に、他の誰かの手に渡ってしまったのだ。

Tシャツばかり紛失する洗濯屋も奇怪ならば、仕事を終え、夜な夜な
『番町皿屋敷』のお菊さんのように、洗濯物を数えるhappyもまた奇怪…。

そして今夜も…「一枚たりな

  

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