バリの何それ?!第80話2007.04.23発行

土地を高く売る方法〜お主もワルよのぅ〜

インドネシア・バリ島での摩訶不思議体験談&失敗談&バカ話

祈祷術ではなく、確かな人脈を使い、土地の価格変動情報を得るバリアン
彼はこうも言った。●土地を高く売る方法●がある…と。その方法とは・・・・。

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さて、いよいよ土地を売る段階になったところで、バリアンが
「土地は上半分だけを売るべきた。」と言い出した。
“上半分”というのは、段々ライステラスの斜面の高い方という意味である。

それは困る…!実は、この土地に通じる道はたった1本のみ。田んぼだから、
水路はしっかり張り巡らされているが、人間や牛や車が入れる道路は一番高いところ
にある小道しかないのだ。もし、斜面の上半分を売ってしまい、もしそこに家が建ち、
柵などで囲まれてしまったら、下半分の土地へ通じる道がなくなる。下半分の土地は、
周りを野生のマンゴー林(…というよりジャングル)に囲まれているので、そのジャングル
をかき分けて入るか、ジャングルをまるごと買い取って新たに私道を作るしかなくなる。
土地を売り惜しみして、下半分だけ手元に残したところで何の価値もない。

しかし、バリアンは言う。

(1)相手はできるだけ安く土地を買いたいと言っている。
→ 半分のほうが、全部買うより負担が少ないから早く売れる。

(2)相手はそこにヴィラを建てたいと言っている。
→ ヴィラが完成したところで、下の土地に3階建ての家をつくると宣言する。
→ 上の住人は景観が悪くなることを恐れ、下半分も買い取りたいと言うはず。
→ こちらの言い値で売れる。

“お主もワルよのぅ〜”の世界である。……が、果たしてそんなに上手くいく
ものだろうか?イマイチ疑心暗鬼なhappyに、バリアンはこんな話をした。

今も尚、地価高騰中のウブドに、プールサイドから美しいライステラスが一望
できることで人気の宿があった。しかし、そのライステラスはそのホテルオーナーの土地
ではなかったために、いつの間にか田んぼが潰され、二階建てのコテージがつくられた。
つまり、それまでプールや客室から見えていた開放感あふれるグリーンビューは、
あっという間に、隣のコテージの高い壁に遮断されたのだ。お客が年々減っていく現在、
そのオーナーは、目の前のコテージを土地ごと買い取る策に日々頭を悩ませているそうな…。

人の弱みに付け込むやり方はどうもなぁ…。しかも、ただでさえ土地の売買には
時間がかかるバリ島。切り売りなんて面倒くさいなぁ・・・・。

 

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