バリの何それ?!第79話2007.02.13発行

必ず値が上がる土地〜占っているわけではない〜

インドネシア・バリ島での摩訶不思議体験談&失敗談&バカ話

散々悩んだ挙句、シンガラジャの土地を売ることにした。

そもそもこの土地は、以前住んでいたジンバランの家と土地を売却
した直後に日本円に換金するよりは…と、交代に購入した田んぼであった。

当時、バリの地価のことをよく知らなかった私は、小さい平屋の中古
物件が、海・山・街が一望できる広大な段々ライステラスに化けたので、
ビックリした。今考えれば、空港に近く、道路整備もしっかりされていて、
外国人に人気があるジンバランの土地と、交通が不便で商用価値が低い
シンガラジャの土地では、価格差があって当然のことなのだが…。

 

そのシンガラジャの土地。買ったときも、今回売ることになったのも、
知り合いのバリアンが持ちかけてきた話がきっかけである。

買うとき、「今は大きい道路からも遠いし、電気も通っていない
場所だけど、近いうちにここら一帯は、インドネシア政府によって整備される
という噂があるから、●必ず値が上がる土地●だ。」と言われ、購入。
その1年後、本当にそのバリアンが言った通りになった。

バリアンがすすめる土地は買って損はない…と思った。バリアンは、お得意の
祈祷で、次はどこの土地の値が上がるのか?を占っているわけではない。人気の
あるバリアンの所には常にたくさんの人が集まり、それが評判を呼べば、やがて
州のお偉方も祈祷を受けにやって来る。その中には、道路や土地を管理する役人
もいる。そんな人たちとの政治的な雑談の中で、土地の情報を得ているのだ。

そして、私にその土地を売る決心をさせたのも、バリアンの一言だ。「ある
フランス人がヴィラを建設するのに、海に沈む夕日が見える高台を探している。」
相手が外国人ならイイ値段で買ってくれるだろう…と、取らぬ狸の皮算用。

また、バリアンはこうも言った。「少し時間はかかるが、土地を
より高く売る方法がある…」と。その方法とは・・・・。

 

→ 次号【土地を高く売る方法】に つ・づ・く・・・!

 

注…「バリアン」とはバリ島の祈祷(奇術・占い)師。
冠婚葬祭にはなくてはならない人物であり、村の医者や裁判官のような役割をする人もいる。
呪いを解いたりかけたり、白と黒の魔術を使う超人。[参考]…バリアン占い関係の話 54話 55話 70話