バリの何それ?!第78話2006.12.29発行

風刺画でみるバリ〜どっちがへん?〜

インドネシア・バリ島での摩訶不思議体験談&失敗談&バカ話

前号の『何それ?!』で、デジタル化の波が押し寄せてくる
Bali2.0時代」について書いたあと、面白い風刺画を見つけた。

伝統芸能ワヤンクリッ(影絵芝居)を演じているバリ人のおじさんが、
携帯電話の電源を切り忘れていて、開演中に腰巻から(ポケットで
ないところがバリらしい)
ビーッ♪ビーッ♪と呼び出し音が鳴ってしまう…
という場面を表現した絵だ。この絵、ポストカードにもなっている
らしいので、もしかしたら、バリ旅行中に土産物屋や空港の
ショップで見かけたことがある人もいるかもしれない。

しかし、起こり得ないとは言えない場面である。
風刺画なのでコミカルに、笑いを誘うように描かれているが、
実際に、ワヤンクリッやケチャッダンスで盛り上がっている場で
このようなことが起こったら、お客も他の出演者も興醒めだ。

ワヤンクリッを演じているバリ人のおじさん   バリ人家族のランチタイム(どこがヘンなのか分かりますか?!)
※著作権の関係で絵は全体の一部分のみ。

探してみると、他にもいろいろな風刺画があった。
クタのとあるレストランに飾られた絵には、一見普通にバリ人家族の
ランチタイムが描かれていて、よく見てよく考えないと、どこが風刺
されているのか分からない。特に外国人には…。

ある村の闘鶏を楽しむ人々の様子を描いた絵。
ホンモノの闘鶏を知っていれば、そんなバカな…と笑えるし、
バリ島の未来に現在の日本を重ねてみる見方ができるかもしれない。
また、ある種の不安を感じるかもしれない。「ヘンだ!」
と感じなければ、それで終わり。

闘鶏を楽しむ人々の様子
※著作権の関係で絵は全体の一部分のみ。

●風刺画でみるバリ●の題材として、携帯電話や家電、ゲーム機などが描かれ
やすいのを見ても、やはり、バリ島デジタル化の危機はもうそこまで来ている。

 

そうだ。もっと風刺画を集めて、いわいさんちシリーズ『どっちがへん?』
に対抗して、バリ島版『どっちがへん?』を作ってみよう!

いわいさんちシリーズの『どっちがへん?』   どっちがへん?