バリの何それ?!第65話2005.05.30発行

happyの復讐〜ワタシノコト オボエテル?〜

インドネシア・バリ島での摩訶不思議体験談&失敗談&バカ話

せまいバリ島である。こちらが「二度と会いたくない」と思っている人物に、
バッタリ出会ってしまうことだってある。今回は、そんな、二度と出会いたくない
人物に出会ってしまった私、●happyの復讐●劇(?!)である。

 

ある昼下がり、クタのネットカフェで。エアコンの風が一番よく当たる特等席
で、のんびりお茶を飲みながらニュースを見ていた時、ふいに声をかけられた。

「ヒサシブリ! ワタシ ノ コト オボエテル?」

あぁ、覚えているさ。覚えているとも!忘れるわけがないだろう…!
約3年ぶりに見たその顔は、実際に被害こそ受けなかったものの、happyが
危うく騙され、商売上の取引契約を結ばされそうになった、某アンティーク
ショップの“ニセ店長”L氏であった。  (第17話『なりすまし店長』 参照 )

一人の人間を騙すために周りの仲間まで巻き込んで、あれだけ嘘の上にウソを
塗り固めておきながら、よくもまあ、いけしゃあしゃあと話掛けられたものだ。

私は、騙されそうになった3年前の恨みつらみが、怒りとともに
腹の底からこみ上げてくるのをグッとこらえ、平静を装いつつ、
「え?誰だっけ?!」と、とぼけるフリをしてみせた。

普通、クタ辺りの観光地で、現地人に「オボエテル?」と訊かれ、
「誰だっけ?」と返すと、「ナンデ オボエテナイ ノォ〜!」で終わる。だって元々、
知り合いでも何でもないのだから…。そこで、律儀に「ゴメン、忘れた。」などと
言ってしまうと、相手はココゾとばかりに知り合いになろうと付け入ってくる。

しかし、本当に知り合いでありながら、「誰だっけ?」とされると、
プライドの高いインドネシア人(L氏はジャワ人)は、許せない気持ちになるのである。
たぶん…。

 

私に「誰だっけ?」とシカトされたL氏は不満顔をしながらも、
ここ、ネットカフェから立ち去る様子もなく、私の対角線にある
テーブルにつき、こちらの様子をじっと伺っている。

PC使わないなら他の客に場所譲ってやれよ!と心の中で思いながら、
happyの意地悪なシカト作戦は続く…。

 

→ 次号【続・happyの復讐】に つ・づ・く・・・!