バリの何それ?!第48話2003.12.13発行

ちゅーちゅーおっぱい〜人生最初の壁〜

インドネシア・バリ島での摩訶不思議体験談&失敗談&バカ話

「50年前の日本がここにあるようだ…」
初めてバリを訪れたという日本人老夫婦が言った。

田園風景を観て―――ではない。
建物でもない。乗り物でもない。用水路で洗濯している人の姿でもない。
では、バリの何が50年前の日本を思わせたのか?それは、
「道端で観光客に声をかけながら子供におっぱいをあげている母親の姿」である。

そういえばそうだ。現在の日本では公の場で(しかも仕事をしながら…)
子供にお乳をあげているお母さんの姿など見かけない。
しかしバリでは、決して田舎ではない街中でも、子供がすり寄って来れば、
おっぱいをペロンと出して与えているお母さんをよく見かける。

そこでギモンだ。お母さんに抱かれながらおっぱいを飲んでいる
バリ人の子供がやたら大きく見えるのは私だけだろうか?

幼稚園から帰ってくるなりちゅーちゅー。自転車に乗れる歳の子がちゅーちゅー。
●ちゅーちゅーおっぱい●を飲みながら、時々母親にピシャッと叩かれている。
そりゃあ歯が生え揃っている子にちゅーちゅーやられたら、さぞ痛かろう。

日本人に「何歳までおっぱい飲んでた?」と聞くと、多くが「覚えていない」
と答えるのに対し、バリ人に同じ質問をすると「4歳かなぁ5歳かなぁ…」と答える
のにはビックリだ。おっぱいを飲んでたのが記憶に残る歳まで飲んでいたのだ。

バリ人は成長が遅いのだろうか?・・・いや、そうではない。
happyはその答えをバビグリン料理で見つけたような気がした。

バビブンクス(バナナの葉で包まれたバビグリン)

お祭りでバビグリン(※vol.01参照)が振舞われたが、子供は皆泣きながら
それを食べている。バビグリンは食べたい…けれど涙が出るほど激辛!
バリのローカル料理は半端でなく辛いのだ。
このぶんだと離乳食は中辛ってとこだろうか…。

バリの幼児がいつまでも母親のおっぱいを飲みたがるのも解かる気がした。
そして泣きながら食べる激辛料理が、バリ人として大人になるための
人生最初の壁だな…と思った。