バリの何それ?!第43話2003.09.14発行

ヤクザのイメージ〜また一つアップデート〜

インドネシア・バリ島での摩訶不思議体験談&失敗談&バカ話

クタのシルバーアクセサリーショップにて。

バリ人ガイドに連れられて若い日本人男性がご来店。
ここの店員は日本語が話せないので、ガイドがシルバー製品の説明をする。
その日本語のたどたどしさから見ると、ガイドは正規ライセンスを
持たないモグリのガイドのようだ。

ガイドと店員の会話から、この男性はバリに団体旅行で来ていて、
今日は最終日で個人行動。
男性は、日本の彼女へのお土産にピアスを買うのが目的らしい。

買い物中、男性は念を押すようにガイドに聞く。「これって本当に安いの?」
「もし、ボッタくってたら、後でヤクザの親分が怒るよ!」

…え?ヤクザ???

この男性は、組御一行様で慰安旅行に来ているのだろうか?
…そんなワケない。

happyの想像だが、バリ人は「サムライ」「ニンジャ」「スモウ」に続いて、
「ヤクザ」という言葉も好き
である。多分、旅行中、ガイドと冗談を言い合う
うちに、団体の年長者に「ヤクザ」というあだ名がついたのだろう。

因みに、バリ人が日本人に「ヤクザ」とあだ名をつける場合、つけられた
人物は、“一重瞼”“額が広いorつるっぱげ”“無精ヒゲ”“体毛が濃い”
のいずれかに当てはまる。(←あくまでもhappy独自のデータより)

 

さて、どうやら彼女へのお土産が決まったらしいがまだ言っている。
「本当にフッカケてないよね?」「もし騙してたらヤクザが怒るからね!」
と、両手の人差し指で頭にツノを立てるジェスチャーをした。
ガイドは相変わらず、「ホント ニ ヤスイヨ」の復唱である。

会計を済ませると、ガイドは男性を先に車に乗り込ませ、「チョット マッテ」
と例のごとく、今男性が支払った札のうちの何枚かを店員から受け取った。

コミッションの受け渡しをしながら、そのガイドと店員が私に聞いた。
「ヤクザってウシに似てるの?」

ん…?
なるほど、先ほどの男性の頭にツノを立てる仕草が
ヤクザをあらわすジェスチャーだと勘違いしたらしい。
ここバリ島で、また一つ●ヤクザのイメージ●が更新されたようだ。

 

※日本人がする頭の両横に人差し指を立てるジェスチャーは“怒る”の表現だということ。
バリ人に説明しても、「オニ」というものを理解してもらえるか自信がなかったので、
日本の「サタン」(悪霊)は頭に牛のような角が生えていると説明しておいた。