バリの何それ?!第35話2003.05.10発行

漢字マニアな奴〜龍の総刺繍だったりした?〜

インドネシア・バリ島での摩訶不思議体験談&失敗談&バカ話

今や全世界で漢字ブームが沸き起こっているのかどうかは知らないが、
最近、頻繁に、漢字好きな(…と思われる)ヨーロッパ人を目にする。

 

クタのスーパーマーケットで買い物をしていたら、イタリア系のでぶっちょ男性
が、胸に“洗濯機”とプリントされた(しかも書体は明朝体ときた)Tシャツを
はちきれんばかりに着ていたし、ウブドのプリルキサン美術館で月1回行われる
彫刻教室に通う美形フランス人女性は、左肩に“公正”というタトゥーを入れていた。
(画数の少ない漢字を選ぶにしても、もっとイイ言葉があるだろーに…。)

 

ところで、ギャニャール出身の知り合いで、●漢字マニア●のバリ人がいる。
バリ人にしては珍しい五分刈り頭の彼は、将来、日本人観光客
相手のガイドになりたいのだそうだ。ハタチという若さで既に
日本語はペラペラだし、ひらがな・カタカナの読み書きもできる。
造園業の仕事の傍ら、暇さえあればイ日辞書を読んでいる勉強家だ。

そんな彼が乗っているバイクに貼られたステッカーは黒地に金の“爆音小僧”
好きな言葉は“喧嘩上等” 漢字は勉強中という彼なので、どちらにしても
意味は知らずに、字画と音の響きが気に入っているだけであることを願う。

彼の漢字練習帳には、「天上天下」「唯我独尊」「爆走天使」「焼肉定食」
…とソレ系の四字熟語がびっしりと書かれていた。

ステッカーをくれたのも、漢字を教えてくれたのも、名古屋から来た
とってもファッショナブルな男の子2人組だったそうだ。

 

ふぁっしょなぶる って…、まさか、特攻服じゃ……。
こんな形の日本文化(?)がこんな形で世界に広まっていくこともあるんだな…。
バリに来るカッコイイ男の子はサーファーばかりとは限らないんだな…。

と、しばし考え込んだhappyであった。