バリの何それ?!第08話2002.01.25発行

ポリスは国の泥棒か?〜日本人がダメなら中国人〜

インドネシア・バリ島での摩訶不思議体験談&失敗談&バカ話

日本でも海外でもトラブルに巻き込まれた時、一番頼りになるのは、
やはり●おまわりさん●であろう。

しかし、インドネシアでは警官のイメージはかなり悪い。
旅行者がスリに遭って、警察署に盗難届を出しに行ったら、
書類を作る警官にワイロを要求されたそうだ。
ナイトクラブなどでは店内巡回のフリをして、麻薬の密売人とグルになり、
外国人からお金を巻き上げている警官を目にすることがある。

そんな警官のいる国だから、車に乗るときはいつもドキドキである。
ある日、バトゥブランからウブドに向かう田舎道でパトカーに追いかけられた。
車の違法改造もスピード違反もやましいことは何一つしていないHappyである。

バナナの木が植わっている路肩で止められ、まず免許証を取り上げられる。
期限切れでもなんでもない。
しかし警官は日本語で「バッキン サンマン ルピア ネ。」と冷たく言った。
「なんでよー。」とこちらが不満顔で文句を言うと、
違反理由は、なんと、「日本人だからだ。」ということ。

呆れてしまう。人種差別もいいとこだ。
百歩譲って、罰金の額が外国人だから高いというのなら仕方がないとしよう。
(私はインドネシアに貢献しているのでも、国民としての税金を払っているわけでもないのだから…)
しかし、何も悪いことをしていないのに、日本人だからという理由で
違反者扱いされるのは納得ができない。

警官との1時間以上に渡る押し問答の末、happyが折れた。
それにしても、無実の罪を着せられて、罰金を払うというのは悔しすぎる。

日本だったら、そういった罰金は国に入るのだが、バリではそれは
取り上げた警官のポケットマネーに入るのだそうだ。
つまり、公道で行われている日本人取り締まりは、
最もお手軽な警官の小遣い稼ぎなのである。

 

後日談でバリ人の友人にこんなことを言われた。
「ポリスは国の泥棒だ。バリ人だって、ちょっとした高級車に乗ってると、すぐ
捕まるよ。でも日本人は特別さ。お金持ちだもん。通常の倍はフッかけてるね。
まあ、そんなときはあきらめてサッサと罰金を払ってしまうべきだ。
でないと、免許取り上げどころか、車ごと取り上げられちゃうヨ。」と。

 

さて、そんなことはすっかり忘れた頃、happyは検問にひっかかってしまった。
ここで過去の経験は生かさなければなるまい。
免許を見せ、「日本人だな。罰金30,000ルピアだ。」という警官の問いに、
私は「♪イーチーシャンチエンゾウ♪」と、某サントリー烏龍茶の
CM曲のように、意味不明の言葉を高音早口で発してやった。
…結果、罰金は半額以下になった。

(えっ!!いいの?これでいいのか?インドネシア警察…)

 

「Oh−、チャイニーズ!」という警官の言葉に、
私のインチキ中国語もまんざらではないなと思った。